質問の7階層モデル
同じテーマでも、質問には「深さ」があります。事実だけを確認して終わる会話と、価値観や未来に届く会話の違いは、この階層をどこまで上がれたかで説明できます。
本サイトでは、すべての質問に1〜7の階層をつけています。下の階層が浅くて良くない、という意味ではありません。土台となる事実の共有を飛ばして価値観を聞くと、相手は答えにくくなります。順に上がるのがコツです。
- 1
事実
何が起きたのかを共有する。前提をそろえる層。
例:実際には、何が起きましたか? - 2
認識
その出来事をどう捉えているかを言葉にする層。
例:その状況を、いまはどう捉えていますか? - 3
感情
そのときの気持ちに触れる層。安心感が前提になる。
例:そのとき、どんな気持ちでしたか? - 4
意味
その経験が本人にとって何を意味するのかを探る層。
例:あなたにとって、それはどんな意味がありますか? - 5
価値
行動の奥にある「大切にしたいこと」に届く層。
例:本当は、何を大切にしたいですか? - 6
未来
望ましい状態を描く層。可能性にフォーカスする。
例:どうなっていたら理想的ですか? - 7
行動
現実の一歩に落とす層。小ささが継続を生む。
例:最初の一歩として、何ができそうですか?
使い方の目安
- 1〜2階層:初対面・関係ができていない段階。事実と認識をそろえる。
- 3〜4階層:ある程度の信頼が前提。感情に触れるときは「話したくなければ大丈夫です」を添える。
- 5〜6階層:本人が考えたがっているときに効く。急ぐと説教に聞こえる。
- 7階層:セッションの終盤。小さくすることが継続の条件。
一度の対話で7段すべてを上る必要はありません。1つ上がれば十分です。
もっと体系的に「問う力」を学ぶ
本サイトの原点は、書籍『結果を出す人はどんな質問をしているのか?』(徳吉陽河 著・総合法令出版)です。質問の背景にある理論と実践を、順を追って学べます。
書籍について見る