NG質問大全 — 避けたい聞き方と、その言い換え

質問は、使い方を誤ると相手を萎縮させます。ここでは「聞かないほうがいい質問」と、 同じ意図を保ったまま相手が考えやすくなる言い換えを並べました。

避けたい質問の6パターン

  • 詰問:「なぜ」を責任追及の意味で使う。相手は言い訳を考えはじめます。
  • 誘導質問:答えが決まっている質問。「〜だよね?」は同意の強制になります。
  • 評価が含まれる質問:「普通はこうするよね?」は基準の押しつけです。
  • クローズドで終わる質問:「できた?」だけでは会話が広がりません。
  • 抽象度が高すぎる質問:「結局どうしたいの?」は答えられないことが多いです。
  • 領域を越える質問:心身の不調・家庭の事情など、コーチングの範囲を越える話題に踏み込む。

言い換え一覧

避けたい聞き方言い換えの例
できた?どこまで進んでいますか?
ちゃんとやっておいてそれが達成できたと、何を見たらわかりますか?
それって運が良かっただけでは?その経験で、あなたは何をしたのですか?
あなたの強みは何ですか?人からよく頼まれることは、何ですか?
なんでこうなったの?想定と違ったのは、どこですか?
やる気あるの?以前、やる気があったのはどんなときでしたか?
ちゃんと聞いてた?どこまでわかっていて、どこからわからない?
何か文句でもあるの?言いにくいことがあるとしたら、何でしょう?
結局、何が言いたいの?その問題を一言で言うと、何ですか?
自分で考えなさいご自身では、どんな考えが浮かんでいますか?
そんなに悪くないでしょ?その中でも、まだましなのはどの部分ですか?
どうしてやらないの?それを始めるのを止めているものは、何ですか?
まだ終わってないの?進めるうえで、何が障害になっていますか?
なんでできなかったの?何が難しかったですか?
どうしてそんなことをしたの?そのとき、何を考えていましたか?
なんでそんなこと言うの?どうして、そう思ったの?
そんなことで落ち込むの?そのとき、どんな気持ちでしたか?
どうせ無理だと思ってるでしょ?何を諦めていますか?
結局どうしたいの?本当は、何を大切にしたいですか?
辞めるつもりなの?いまの仕事を続けている理由は、何ですか?
うちのチーム、問題ないよね?チームでもっと良くできそうなことは、ありますか?
普通はこうするよね?他に、どんな選択肢がありますか?
早く決めなさい自分で決めるとしたら、どうする?
失敗しないようにねうまくいかなかったとき、どうしますか?
自分で何とかしてどんなサポートがあれば、動きやすいですか?
次は気をつけてもう一度やるとしたら、どこを変えますか?
いつまでにできる?それは「いつから」始めますか?
「なぜ」を全部禁止する必要はありません。 探索の意味で使う「なぜそう思ったのですか?」は有効な質問です。 問題になるのは、責任追及の文脈で使われたときです。声のトーンと表情が、同じ言葉の意味を変えます。
『結果を出す人はどんな質問をしているのか?』書影

もっと体系的に「問う力」を学ぶ

本サイトの原点は、書籍『結果を出す人はどんな質問をしているのか?』(徳吉陽河 著・総合法令出版)です。質問の背景にある理論と実践を、順を追って学べます。

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